エンシェールズカラーバター

エンシェールズカラーバター

「カラートリートメント」の先駆けであり、「カラーバター」という言葉を世に向けて発信した「エンシェールズカラーバター」は、みなさまに支えていただき、2009年の発売開始から今年2024年で15年目になりました!!

近年ではさまざまな「カラートリートメント」が存在し、商品名自体が「カラーバター」である商品も徐々に増えてきたように感じます!
(*「カラーバター」はヘアカラーリング剤のカテゴリー名ではなく、弊社の製品名そのものを指しますが、商標登録ができない名称のため「カラーバター」は他のメーカー様でもご使用が可能です。「エンシェールズカラーバター」は商標登録名になります。)

発売当初からのご愛用者さまには、パイオニア的な存在として認めていただけているのかなと考えておりますが、これからヘアカラーリングをされる方々にとっては数あるカラートリートメントの1つに過ぎないと思います。

今、このページをご覧いただいているということは、どこかで「エンシェールズ」を知って興味をお持ちいただき、調べていただいたのだと思います。

「エンシェールズカラーバター」は髪色に彩度(色味)をつけるのにとってもおすすめのアイテムです!

以下で「エンシェールズカラーバターって何?」「どういう使い方ができるの?」「なにが良いの?」などをご紹介していきます!
「エンシェールズカラーバター」の魅力をぜひ最後までご覧になっていってください!

contents
1.成分の「90%以上」がトリートメント!
2.自然の力で染まるから髪にやさしい!
        カラーバターで髪が染まる仕組み
3.おすすめのベーストーン、黒髪・白髪は染まる?
4.カラーバリエーション
5.色持ち・色落ち
6.かんたん!カラーバターを使った染め方
7.使用量の目安
8.カラーバターご使用上の注意点
9.いろいろ使える!カラーバター活用術

エンシェールズカラーバターは成分の90%以上がトリートメント

エンシェールズカラーバター内容成分

カラートリートメントに分類される「エンシェールズカラーバター」は、成分のほとんど(90%以上)がヘアトリートメントでできています!
むしろ、トリートメントそのものです!
(*一般的に、「トリートメント成分配合」と言っても、含有量・割合の規定は特に設けられていないので、少量でも内容成分に含んでいれば「配合」と表記することができます。エンシェールズカラーバターのトリートメント配合率がいかに高いのかがお分かりいただけるかと思います!)

保水性の高い良質なトリートメントを使用しているので、髪にやさしく、ダメージをケアしながらヘアカラーリングすることができます◎
仕上がりの手触りはツルツル・サラサラ♫
髪色も髪質も同時にかわいくキレイにすることができるのが「エンシェールズカラーバター最大の魅力」です!

でも「トリートメントでどうやって染まるの?」と不思議に感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな『ウマい話』があるのか...と

『カラーリング基本の「き」』で簡単にご紹介していますが、次の【2】でもう少し詳しく、「カラーバターで髪が染まる仕組み」をご紹介したいと思います!

カラーバターで髪が染まる仕組み

髪が染まる仕組みは、「染料」によって異なります!

エンシェールズカラーバターは、「塩基性(えんきせい)染料」と「HC(エイチシー)染料」 という2種類の染料を使用しています。

この2つの染料は、ともに2001年に日本で使用許可が下りた、ヘアカラーリング業界においては新しい染料になります。

それまで許可されていた染料が「髪の内部に閉じ込める」か「髪の表面に人工的な接着剤を使用して付着させる」ものであったのに対して、
「塩基性染料」は『電荷』(=物が帯びている電気)という自然の力によって髪に付着するものになります。
これを『イオン結合』と言います。
*「HC染料」は電荷を持たず塩基性染料に引っ張られて髪に付着します。
少し難しい話なので、イラスト図を見ながら読み進めてください。




毛髪の電荷

何もしていない健康毛は「プラス」と「マイナス」の電荷を均等に持っていますが、ブリーチやヘアカラーなどの薬剤系の処理剤を使用したり、紫外線など日常生活の中でダメージを受けたりすると、「プラス」の電荷がなくなり「マイナス」にかたよります。




塩基性染料のイオン結合

「マイナス」にかたよった髪にエンシェールズカラーバターを塗ると、「プラス」の電荷を持つ「塩基性染料」が「HC染料」を引き連れて、磁石のように引き合って髪に付着し、髪が染まります!

自然の力で染料が髪に付着することと、
「プラス」と「マイナス」両方の電荷を持った状態は健康毛の状態に近づくので、髪に負担をかけずに染めることができるのです◎

また、「塩基性染料」はトリートメントと非常に相性の良い染料で、染料を髪に均一に伸ばすための媒体としてトリートメントを採用しています。
トリートメントもイメージでお持ちの通り、お肌や髪に優しい弱酸性なので、髪にも地肌にも負担をかけません!

ということで、「1.成分の90%以上がトリートメント」で記載の通り、エンシェールズカラーバターはノーダメージで髪を染めることができるんです♫

ただし、ブリーチまたはヘアカラーである程度トーンアップしておくことが前提にはなるため、カラー工程全体で見ると完全にノーダメージとは言えません!
『ダメージを最小限に抑えることができる』と捉えていただくと良いかと思います。

次の【3】で、エンシェールズカラーバターをご使用される際のおすすめのベーストーン(=染める前の髪の明るさ)と、黒髪や白髪に使うとどうなるのか?をご紹介します!

おすすめのベーストーン!黒髪・白髪は染まる?

ヘアカラーリング剤全般で言えることですが、エンシェールズカラーバターも、「どういう髪色(=彩度や明度や色味)にするか」で、必要なベーストーン(=染める前の髪の明るさ)が変わります!
(*『カラーリング基本の「き」』の1もぜひ参照ください)

以下「彩度・明度・色味別おすすめのベーストーン」を参考に、「やりたい髪色」からベーストーンをつくる、または「今のベーストーン」から何色ができるのか?をご確認ください!



彩度・明度・色別おすすめのベーストーン

エンシェールズカラーバターは総合して10トーン以上の明るさがある髪へのご使用をおすすめしています!

髪色に明るさが欲しい場合は、彩度に関係なくブリーチを使用して、最低でも15トーンくらいの明るさにする必要があります!

明るいライトブルーや淡いパステルカラー、シルバーをキレイに発色させるためには、18トーン以上の黄色味の少ない白金毛にする必要があります!

1回のブリーチでは18トーンまでの明るさを出せない場合が多く、2回・3回のブリーチが必要になる場合もあります。(*個人差があります)

ブリーチをするとなるとリスクも伴いますが、色鮮やかなビビッドカラーや透明感のあるキレイなペールカラーを楽しむことができます◎


逆にそこまで派手でなくても良い場合は、ある程度の明るさがあればOKです!
エンシェールズカラーバターは、ブラウンベースとの馴染みも良く、ニュアンスで色味を出すことができます!

イエロー・オレンジ・グリーン系の薄めの色は、少し明るめの12トーン以上がおすすめです!
色味が濃い、赤・ピンク・パープル・黒・ダークグレー・ダークブラウン系は、10トーン以上がおすすめです!



■黒髪は染まる?答えはNoです!...がしかし

「黒髪は染まりますか?」のお問い合わせをたくさんいただきます!
「光に当たった時に薄っすら色味を感じるくらいにはなった!」というお声もちらほらお見かけします!

ですが、メーカーとしては「黒髪は染まらない」とさせていただいております。

「2.カラーバターで髪が染まる仕組み」でご紹介の通り、カラーバターの染料は「プラス」の電荷を持っていて、髪が持つ「マイナス」の電荷と引き合うことで髪に付着します。

髪はダメージする程「プラス」の電荷が減り「マイナス」にかたよりますが、健康毛は「プラス」と「マイナス」両方の電荷を持っているので、カラーバターの染料との引き合いが弱くなります。
全くつかないということではありませんが、付着する染料の量が減るため薄付きになります。

そしてそもそもベースの色が“黒”なので、黒の上から薄く色がついても、発色は分からない程度でしかありません。
目で見て変化を感じられないということは「染まっていない」と同じことだと考えています。

ただし、「自然な黒髪」にも個人差があり、一般的に日本人の純粋な黒髪は4~6トーンとされていますが、それ以上の明るさがある方もいます。
また、髪のダメージのしやすさも人それぞれです。

地毛が明るめで、ダメージしやすい髪質であれば、純粋な黒髪でも発色を感じられる可能性はありますが、個人差が激しいため、「黒髪は染まらない」とさせていただいています。

こちらをご了承の上でもなお、ご使用を検討いただける場合は、発色が強い『赤・ピンク系』がおすすめです!

黒髪にエンシェールズカラーバターを使用した場合


■白髪は染まる?答えは「ぼかし程度」には◎

「白髪は染まりますか?」のお問い合わせもたくさんいただきます!
「良い感じにぼかせた!」というお声もたくさん頂戴しています!

上述の「黒髪は染まる?」と同じく、バージンの白髪も「プラス」と「マイナス」両方の電荷を持っているので、カラーバターの染料は付着しづらく薄付きになります。
ですが、ベースの色が“白”なので、目で見て薄っすらと発色は感じられる程度にはなります。
ただし、薄付きのため色落ちはかなり早い傾向があります。

白髪も黒髪と同じく、ダメージのしやすさに個人差があるため、染まり方や色持ちは人それぞれです。
個々人の髪質に頼る部分が多く、一概には言い切れませんが、ぼかし程度にはお使いいただけるかと思います。

こちらをご了承の上、ご使用を検討いただける場合は、黒髪同様に、発色が強い『赤・ピンク系』か『紫系』がおすすめです!

白髪にエンシェールズカラーバターを使用した場合


カラーバリエーションについては次の【4】をご覧ください!

カラーバリエーション

エンシェールズカラーバターは、薄める専用クリアクリーム(白)を含め全27色!!
彩度のあるカラフルカラーから、茶や黒といったダークトーンカラーまでカラーバリエーション豊富です!
2022年7月に3色、2023年1月に1色、2024年4月に2色、新色が登場しました!!

単色だと微妙に希望と違う...そんな時は、各色を混ぜ合わせたり、薄める専用クリアクリームで薄めたりして、お好みの色に調整することもできちゃいます♪



エンシェールズカラーバターカラーバリエーション

各色の発色見本や詳細は「カラーバター髪色別発色見本」ページをご覧ください!
お試しプチサイズもご用意しています♫(*プチサイズは全10色)

現在は廃番となり製造を行っていない廃番カラーは、上記の既存カラーを活用しておつくりいただけます!
廃番カラーについての詳細・配合レシピはこちらをご覧ください!

エンシェールズカラーバター髪色発色見本 エンシェールズカラーバタープチ





■薄めて混ぜて、つくれる色は無限大∞

エンシェールズカラーバターは目で見て色味を確認できるので、まるで “絵の具” のように簡単にお好みの色味に調整することができます!


薄めてパステルカラーに

『クリアクリーム』を混ぜると色が薄まりパステルカラーにすることができます♪
混ぜる比率を変えることで濃淡を調整できます◎
*『クリアクリーム』は市販の白いトリートメントで代用できますが、クリームの見た目の色味よりも染まりが薄くなったり、クリームの粘性が弱くなったり、トリートメントの質が変わったりする場合があります!





暗めの色を混ぜて色に深みをプラス

ビビッドなカラーに、『ダークシルバー』や『すぐとれ黒』『ココナッツブラウン』『ココアブラウン』といった暗めの色を混ぜると、彩度・明度が落ち着き、色味に深みを出すことができます!





同系色や反対色を混ぜて色味調整

ピンクとブルーを混ぜて『パープル』、グリーンとイエローを混ぜて『ライトグリーン』、レッドとイエローを混ぜて『オレンジ』、など既製カラーとはまた違う、ご自身オリジナルのカラーをおつくりいただけます◎
派手髪ならではの多色カラーをされる場合、3色購入しなくても2色あれば3色も4色も作れたりするので、ぜひコスパを考えながら色選びもお楽しみください♪




ベーストーン(=使う前の髪の明るさ)によっても発色は変わりますので、ご自身のベーストーンに合わせてぜひ推しカラーをつくってみてください♫
「オリジナルカラーレシピ」ページで、よくお問い合わせいただく人気のカラーレシピをご紹介しています!
こちらもぜひ参考にしてみてください!

エンシェールズカラーバターオリジナルカラーレシピ

エンシェールズカラーバターの色持ち・色落ち

■色持ちの目安は2週間~2ヶ月!
使う色によって異なります *個人差もあり

エンシェールズカラーバターで染めた髪色は、日々の生活の中で自然と薄まり退色していきます!

使う色によって色持ち期間が異なり、早い色だと2週間ほど、長持ちする色だと2ヶ月くらいが発色期間の目安になります。

各色を原液そのままで使用した際の平均的な色持ち期間を以下でご紹介いたしますのでぜひご参考に♪
ただし、使用する色・染め方・髪質・環境などによって個人差があり、下記期間よりも早く落ちたり長く持ったりすることもあります。
1つの目安としてお考え下さい!

*発色を感じられる期間になります。
染めたての濃い色が続くのは色持ち期間よりも短くなります。
色持ち期間の半分または1/3くらいを目安にしてください。

*1日のシャンプーの回数が多い、紫外線に当たる時間が長い、プールや海水に浸かる頻度が多いと退色が早まります。



エンシェールズカラーバター各色目安の色持ち期間
色持ち期間
約2週間
約3週間
約4週間
約6週間
約8週間

色持ちが長い色でも、薄めてご使用いただくと色持ちが短くなります!(*発色も薄まります)
逆に色持ちが短い色は、色持ちが長い色を混ぜてご使用いただくと、色持ちが長くなります!(*発色は混ぜた色になります)
お好みで調整してみてください♫

また、退色するにつれ、発色の色味が変化するカラーもあります。
(例1)『ピンクベージュ』→ピンクが先に薄まりベージュに
(例2)『アッシュブルー』→ブルーが先に薄まりシルバーに
詳しくは、「カラーバター発色見本」ページより、各色使用例をご確認ください!




■全体的に自然に退色
色落ちの時もキレイ!色落ちでしか出せない色も♫

全体的に均一に退色していくので、色落ちしている時もキレイな髪色をお楽しみいただけます◎
*髪のダメージの差や染髪ムラによって濃淡の差が出る場合はあります。

退色するにつれ、髪全体に色が馴染んでいくので、均一に染めるのが難しいパステルカラーやペールカラーといった薄い淡い色は、染めたてではなく退色時に狙うのも1つです!
*濃い目・暗めの色で染めておくと、色落ちしてくるとだんだんパステルカラー・ペールカラーに変化していきます♫




エンシェールズカラーバター色落ちの仕方

14トーンくらいまでの茶髪から金髪くらいのベースにご使用の場合は大抵の場合、染める前の髪色に戻ります。
ですが、15トーン以上のかなり明るいベースにご使用された場合は、完全に落ちることもあれば、色味がわずかに残ることもあり、髪質により異なります。
色味がわずかに残っても、その上から別の色を重ねてカラーチェンジすることができます◎
「4week」くらいのかなり薄まった状態であれば、別の色でも濃い目の色であれば上からしっかり発色します!




かんたん!カラーバターを使った染め方

染め方はとってもかんたんです!
エンシェールズカラーバターを適量手に取って、染めたい部分に塗って、20分くらい時間を置いて、流すだけ◎

*手に色がつくのを防ぐために手袋を着用の上ご使用ください!
*ハケを使っても手で塗ってもどちらでもOKです!
エンシェールズカラーバターは粘性が高いのでポタポタと垂れずにしっかりと髪に塗ることができます!








step1.準備するもの

エンシェールズカラーバターが衣類につくと衣類も染まってしまうので、カバーするためのケープやタオルを着用、または色がついても良い服を着てご使用ください。(*基本的に洗うと色は落ちますが、素材によっては落ちない場合もあります)
全頭カラーする場合は、顔回り・襟足・耳回りにヴァセリン等クリームを塗ってからのご使用をおすすめします。

【最低限必要なモノ】
①色が着いても良いタオル(予備含め2枚あると安心)
②ビニール手袋(手・指・ネイルの染まり防止)

【あると便利なモノ】
③ヴァセリンなどのクリーム(髪の生え際の染まり防止)
④ダッカール(ブロッキングに使用、6本あると便利)
⑤ラップ(塗布後放置中に周囲への染まり防止)
⑥ケープ(衣類への染まり防止)
⑦コーム(目が粗めのものがおすすめ)

全て揃っていないとカラーできないというわけではありませんが、しっかりキレイに染めるのなら、①~⑦までのご用意がおすすめです!




step2.髪を濡らしてしっかりタオルドライ

ワックスやスプレー等整髪料がついている場合は、シャンプーをして落としてください。
整髪料がついていると髪の表面がコーティングされて染まりが弱くなるおそれがあります。
何もついていない場合は、軽く濡らしてください。
髪が乾いた状態でも染めることはできますが、カラーバターの伸びが悪くなるため、染まりにムラができたり、使用量が多く必要になったりします。
濡らした後は、水がポタポタと垂れない程度にしっかりタオルドライしてください。
髪が濡れすぎているとカラーバターが水分で薄まり、発色が弱くなるおそれがあります。




step3.ブロッキング

ざっくりでも大丈夫です!
イヤリングカラーやインナーカラーなど部分カラーの場合は、染める部分と染めない部分に。
全頭カラーの場合は、両サイドの2ヶ所、後ろを4等分、計6ヶ所にブロッキングしておくと、カラーバターの塗りやすさが抜群に上がります!
他の場所への色移りや塗り漏れを防ぐことができ、染め上がりがキレイに仕上がります◎




step4.発色テスト

それではさっそく塗っていきましょう!!
...の前に!一部分での「発色テスト」をすることをおすすめします!
どんな髪色になるかが分かるので、いきなり全体をカラーして全て終わった後に「こんなはずではなかった...」にならずに済みます!

内側の目立たない部分から毛束をとって、指先2本分くらいのカラーバターを塗布します。
5~10分くらい時間を置いて、ここだけ流せばアフターカラーが丸わかり◎
濃すぎた場合は色を薄めてみたり、色味が違った場合は違うカラーに変えてみたり、他の色を足してみたりと調整ください♫




step5.エンシェールズカラーバター塗布

発色テストをして色味がOKだったら、塗布本番です!
染めたい部分にエンシェールズカラーバターを塗ってください♫
塗布量が少ないと染まりが弱くなるので、髪が隠れるくらいたっぷりめに塗るのがポイントです!
次の「7.使用量の目安」でだいたいの使用量をご紹介しています!
そちらを参考にご使用ください。

どこからどのように塗っても問題ありませんが、根元部分にカラーバターをたっぷりつけて、揉みこみながら毛先の方に伸ばしていくのがおすすめです!

全頭カラーする場合は、
襟足部分から頭頂部に向けて、ブロッキングしたブロックごとに下から上に塗っていくのがおすすめです!
塗り漏れしにくい他、不慣れな方は目立ちにくい襟足部分で塗布の練習ができます!
塗っていてちょっと派手過ぎる?と感じた場合は、インナーカラーでとどめられます!
*量が足りなくならないように、襟足部分は沢山使わず、目立つ表面部分に使用量の半分以上を残しておくイメージでご使用ください。

塗るときは、手にハンドクリームをやさしく塗るような感覚で、髪によく揉みこむようにして塗ってください。
軽く塗っても着色はしますが、発色や色持ちが弱くなるおそれがあります。

カラーバターが白っぽくなったらつけ足しのサイン

カラーバターを髪に揉みこんでいくと、だんだんクリームの色が 白っぽくなっていきます!
これは空気が混ざって“乳化”することで起きる現象なのですが、カラーバターの染料が髪に移った合図でもあります。

白っぽくなった状態のものをまだ塗っていない場所に使用すると、しっかり染めることができず、色ムラの原因になります!



カラーバターを塗っていて白っぽくなってきたら、白っぽくなったカラーバターは指でぬぐい取って破棄し、新たにカラーバターをつけ足してください!






step6.軽くコーミングして20分程放置

塗り終わったら、塗った部分を軽くコーミングをしてカラーバターを全体的に馴染ませ、20分程時間を置きます。
*コーミングは髪に負担をかけないように、目の粗いビッグコームのご使用がおすすめです!

放置中はカラーバターがあちこちにつかないように、ラップやアルミホイル、シャワーキャップ等でカバーしておくことをおすすめします。

上から少し温めると発色しやすく、色持ちも良くなります◎
全頭カラーする場合、他の部分よりも色が入りにくい・退色が早い顔回りや分け目の根元部分だけでも軽くドライヤーをかけて温めるのがおすすめです!




step7.流してドライ

カラーバターを流してドライすれば完成です!!
*エンシェールズカラーバターは『ヘアトリートメント』なので、流す際にシャンプーする必要はありません◎
染めた色が薄まるおそれがあるため、できればシャンプーはしないことをおすすめします!

髪や頭皮についたカラーバターをしっかり流して落としてください。
ドライして、もし色が入りきっていない部分があれば、その部分にだけカラーバターを重ねて使って二度染めしてください。

仕上がりのツルツルな手触りもお楽しみください♫

使い残ったカラーバターは、保管してまた別の機会にご使用 いただけます◎
容器内に水分が残らないようにして、高温多湿の場所を避けて保管し、だいたい1ヶ月以内を目安に、早めにお使いください。

使用量の目安

髪の長さ別に目安の使用量をご紹介します!
インナーカラーなど部分カラーでお使いの場合は、髪全体の何%くらいを染めるかで計算してみてください!
*毛量によって異なりますのでご参考程度にご覧ください。

「6.染め方」のstep.7で記載した通り、エンシェールズカラーバターは余った場合、保管してまた別の機会にご使用いただます◎
少し余裕を持たせた量をご用意いただくことをおすすめします!
*保管の際は高温多湿を避け、開封から1ヶ月以内を目安に早めにご使用ください。

カラーバタープチ1袋分(20g)≒手のひらいっぱい分で、
肩につくくらいのロングボブ~ミディアムくらいの長さの、全体の約1/10、片サイドのフロントメッシュくらいが目安になります!




ショート全頭カラー

アゴのラインよりも上の長さで全頭カラーする場合、200g1個近く使用するイメージでご使用ください。




ボブ全頭カラー

アゴから肩のラインまでの長さで全頭カラーする場合は、200gまるまる1個、全て使い切ることをおすすめします!




ミディアム全頭カラー

肩から鎖骨のラインくらいまでの長さで全頭カラーする場合は、200gまるまる1個~1個半くらい必要になります。
少し余裕を持たせた量をご用意いただくことをおすすめします!




ロング全頭カラー

胸くらいまでのロングを全頭カラーする場合は、200gを2個、できれば2個半のご使用がおすすめです!
胸よりも長いスーパーロングの場合は200gが3個程必要になります!




カラーバターご使用上の注意点

エンシェールズカラーバターは、ヘアトリートメントそのものなので、髪やお肌へのダメージの心配はなく、取扱いに注意するべき点はそんなにありませんが、『色物』であるためお肌や衣類への着色にご注意ください!




■ご使用時は手袋着用を!

「ピンクベージュ」「アッシュミルクティー」「プラチナシルバー」「925シルバー」といった、薄めの色はお肌に着色しづらいですが、その他鮮やかな色や濃い色はかなり激しく着色する傾向があります!

数回ハンドソープで洗えば落ちていきますが、すぐにはキレイに落ち切らなかったり、ネイルをしている方はネイルが染まるおそれがあります!
大事な日の前日に染めるなど、手に色がつくのを絶対に避けたい場合は、必ず手袋を着用してご使用ください!




■染めて3~4日は着色しても良いタオルのご使用を!

染めて3~4日は髪を洗うとシャンプーの泡に色がつき、色水が出ます。(*使用する色によって色水の濃さや出る期間は異なります)
ドライするタオルは色が着いても良いタオルをご使用ください。

髪が濡れていると衣類や枕に着色するおそれがあるため、洗髪後はすぐにドライヤーでしっかりと乾かすようにしてください。
ご心配な方は染めて3~4日は枕にタオルを敷くなどしてご対応ください。

着色した衣類やタオルは基本的に洗濯すれば落ちますが、全ての素材で落ちるとは言い切れません。
また、洗濯する際は、色移りすると困る物は一緒に洗わないようにしてください。




■保管は高温多湿を避け、暗い場所で!
開封後は1ヶ月を目安になるべく早めのご使用を!

エンシェールズカラーバターは余った分は保管をしてまた次の機会にご使用いただけます◎
ですが、一度開封したものはなるべく早めのご使用をおすすめいたします!
開封後1ヶ月以内を目安にしていただければと思います。

保管する際は、高温多湿になる場所を避け、光の当たらない場所で保管ください!
湿気の多い場所で保管するとカビが生える原因となります。
また、カラーバターの色素は光で分解されていくため、蛍光灯を含め光に長期間当たっていると、色素が薄くなり染髪力が弱まります。
ご注意ください。

いろいろ使える!エンシェールズカラーバター活用術

「6.かんたん!カラーバターを使った染め方」で基本的なカラーバターの使い方をご紹介しましたが、しっかり1回で染めるだけではなく、いろいろな方法・目的でお使いいただけます♪



■普段のトリートメントと置き換えてホームカラーケア!

エンシェールズカラーバターは、1回でしっかり染めることができますが、「1回でしっかり染めなければいけない」というわけではありません!

少量、薄く髪全体に伸ばすと、ヴェールをかけたような感じで色素が薄付きします!
日々の生活で徐々に退色していくヘアカラーリングの色味を補うのにちょうどいい薄さです◎

どんなヘアカラーリング剤で染めていても効果を発揮するので、あらゆるヘアカラーリングの退色ケアにお使いいただけます!
日々落ちた分の色を上から補うことで、ずっとキレイな髪色をキープすることができます♪

1回に使用するエンシェールズカラーバターの量は普通のトリートメントと同じくらいでいいので、200g1個で1ヶ月程ご使用いただけます◎

普段お使いのトリートメントと同じ量・同じ使い方をするだけで、ダメージケアにプラスしてカラーケアもできちゃいます♪




step1.いつものシャンプー

いつも通りにシャンプーして整髪料や汚れを落とします。




step2.濡れた状態でカラーバターをなじませる

普段使用されているトリートメントと同じくらいの量を同じ要領で髪全体に馴染ませてください。(ざっくりで大丈夫です!)

*カラーバターは粘性が高いので、髪が濡れている方が全体に伸ばしやすくなります!
しっかり染める場合は、水滴が垂れないくらいしっかりタオルドライしてからのご使用がおすすめですが、薄く伸ばす場合は水滴がポタポタ落ちるくらいが適しています◎




step3.流して終了

いつも通り流して終了です!
髪全体にカラーバターを伸ばしてから5分程時間を置いた方が、発色・色持ちの効果が高まりますが、すぐに流しても効果は出ます!
その時々のご都合に合わせてご活用ください♪




ペールカラーは原液そのままで!その他は薄めてからのご使用がおすすめ

低彩度・高明度のペールカラーはもともと色味が薄いので 原液そのままのご使用がおすすめです!


上記4色は、色味が薄いので素手でご使用いただいても問題ないかと思いますが、少しの着色をも避けたい場合は手袋を着用の上ご使用ください。


その他、色が濃い目のカラーは、クリアクリームまたは市販の白いトリートメントで薄めてからご使用されることをおすすめします!(*部分的に色が濃く入ってしまう可能性があるため)

お好みの薄さにしてから、まとめてポンプ式等の容器に移しておくと、日々使用しやすくなります◎
濃い目のカラーバター1に対して、クリアクリームまたは市販のトリートメント5~10の割合がおすすめです!




■カラーシャンプーにちょい足しして効果UP!

エンシェールズカラーバターの姉妹アイテム「エンシェールズカラーシャンプー」も、カラーバターと同じく『塩基性染料』を使用しています。

カラーバターとカラーシャンプーは、ベースが『トリートメント』と『シャンプー』という違いはありますが、染料の種類は同じで、ベースどうしの相性も悪くないので、お互いを混ぜてご活用いただけます◎

カラーシャンプーの染色力はカラーバターよりも弱く薄付きになりますが、カラーバターを少量混ぜると、カラーシャンプーの染色力をパワーアップさせることができます!

シャンプーのお手軽さをそのままに、染色力をパワーアップ!
カラーシャンプー単体だけでは物足りなさを感じた場合は、ぜひカラーバターをちょい足しして、アレンジしてみてください♪

カラーシャンプーについて詳しくは「カラーシャンプー商品紹介ページ」をご覧ください。





ブリーチで残った黄ばみを抑え、髪色を白に近づける効果がある『ムラシャン』ですが、カラーバターの『ネイビーブルー』を加えるとさらにその効果がパワーアップし、より白っぽく仕上がります◎


さらに、黒染めや赤にした後にブリーチをすると出てくる『残留色素』の撃退にも、より効果を発揮します◎





ワンブリーチくらいの14~15トーンくらいのベースに限りますが、
『ミルクティーシャンプー』にカラーバターの『ショッキングパープル』を加えると、黄ばみを落ち着かせてキレイなミルクティーカラーに!





エンシェールズの『ピンクシャンプー』は、1回のご使用で結構しっかり発色しますが、さらに強めの発色をご希望の場合は、カラーバターの『リアルレッド』を加えてみてください♪
ピンクの発色がパワーアップします!





このように「エンシェールズカラーバター」はひと通りの方法ではなく、いろいろなことに活用することができます◎
アレンジをしながら、ご自身に合った使い方をぜひ探求してみてください!

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