
色相環(しきそうかん)ってご存知ですか?
「なんとなくイメージは持っている」という方は多いと思います♪
色相環を基にした理論はたくさんありますが、『補色(ほしょく)の関係』と『類似色』を頭の中に入れておくと、思い通りの色にカラーリングしやすくなります◎
ぜひこちらのページの内容を参考に、ヘアカラーリングライフをもっとラクに!そして楽しんでいただければと思います!
- 1.色相環(しきそうかん)とは?
- 2.「補色」を使ったカラーテクニック
- 3.類似色を使ったカラーチェンジ
色相環とは、虹のような色の変化(色相)を輪にした図のことをいいます!

反対側にある色を「補色(ほしょく)」と言い、隣接する色を「類似色」と言います!
「黄色の補色は青紫」、「青紫の類似色は紫や青」といった感じです!
この「補色」や「類似色」が、ヘアカラーリングでどう活かせるのか?
次の2と3でご紹介していきます♪
補色同士を並べると、お互いの色を目立たせる効果があり、
補色同士を混ぜると、お互いの色を打ち消して無彩色(白・黒・グレー)になります!
つまり、思いっきり目立つ派手髪にするなら、補色のツートンカラーにすると効果的です◎(赤と緑のクリスマスカラーのように♪)
また、ブリーチでトーンアップしきれずに黄色味が残った場合は、黄色の補色の青紫を重ねると、黄色味を抑えることができます!
以下で、実際どうなるのか、ご紹介していきます!

このように、補色同士を並べるとお互いの色が目立ち、思いっきり派手髪を楽しむことができます!!
ですが、注意点もあり、「お互いの色が混ざり合わないように」カラーリングする必要があります。
ですので、2色を重なり合わせるグラデーションカラーは不向きです。
お互いの色味を打ち消し合って、重なり合う部分がグレーや黒っぽい、くすんだ色味になってしまいます。


逆に、色を抑えたい場合は、補色を重ねると効果的です◎

エンシェールズカラーシャンプーページの『ムラシャン』でもご紹介しているように、ブリーチで抜けきらなかった黄ばみを抑えたい時は、黄色の補色である青紫を重ねると効果的です!
*黄ばみを消しているわけではなく隠している状態なので、上から重ねた青紫が退色してくると、また黄ばみは出てきます。

カラーをしてしばらくすると緑っぽくなってきた...そんな経験ありませんか?
緑の補色は赤!
つまり、上から赤を重ねると緑味を抑えることができます◎
ご注意いただきたいのが、“重ねる色の濃さ”です!
抑えたい緑よりも濃い赤を重ねると、赤に染まってしまいます。
重ねる色は、抑えたい色と同じまたはそれ以下の薄さにするようにしてください。

ブラウンにカラーリングすると赤味が出る場合、上から緑を重ねると効果的です◎
カラーバターの『アッシュグリーン』は、くすみと青みのある程よく落ち着いたグリーンです!
赤味を抑えつつ髪色をくすませることができ、落ち着きのあるアッシュカラーに仕上がります♪
原液そのままでのご使用がおすすめですが、12~13トーンくらいのかなり明るい茶髪にご使用の際は、緑っぽく染まる可能性があり、少し薄めて濃さを調整ください。
『お直しテクニック』ページでもご紹介しているように、
■思った色にならなかった
■飽きてきたし別の色味にしたい
という時は、類似色を上から重ねると、キレイな色に仕上げることができます◎
また、反対色(色相環で離れている色、赤から青など)にカラーチェンジしたい場合は、
類似色を経由していくと、ブリーチや薬剤で無理に色を落とす必要なくカラーチェンジすることができます◎
時間はかかりますが、髪に負担をかけずに済むのでおすすめです!

このように、『赤やピンク』から『ブルー』にするなら、間にパープルを挟むと、無理なくキレイにカラーチェンジすることができます◎
ぜひ色相環を眺めながら、カラーリング計画を練ってみてください♪
エンシェールズカラーバターの各色が、色相環で見てどの色に該当するかは、『同系色比較チャート』ページでご紹介しています!
こちらもぜひご覧ください!